カフェやオフィスに着いて帽子を脱いだ瞬間、鏡に映った髪がぺたんこになっていた。おでこには帽子跡がくっきり。そんな経験から「帽子はお出かけの日だけにしておこう」と決めてしまった人もいるのではないでしょうか。
秋冬は帽子をかぶる時間が長くなり、室内で脱ぐ場面も増えていきます。帽子で髪がぺたんこになる悩みは、原因を知って対策を組み合わせると、ずいぶん気になりにくくなります。この記事では、帽子を扱うイチヨンプラスの視点で対策をまとめました。かぶる前の下準備から帽子の選び方、種類別のかぶり方、脱いだ後の直し方まで順に紹介します。
帽子で髪がぺたんこになったり跡がついたりする主な原因は、帽子の圧、蒸れによる湿気、同じ位置でかぶり続ける時間の3つです。かぶる前は根元までしっかり乾かし、分け目をいつもとずらしておくと崩れにくくなります。帽子は頭囲より少し余裕のあるサイズを選び、種類ごとに圧がかかる場所をずらしてかぶるのがコツ。脱いだ後は分け目を戻し、根元を指で起こすと外出先でも整えやすくなります。
帽子で髪がぺたんこになる・跡がつく3つの原因
帽子で髪がぺたんこになったり跡が残ったりする主な原因は、「圧」「湿気」「時間」の3つです。どれか一つを減らすだけでも、脱いだときの差がやわらぐことがあります。
帽子の縁やサイズによる圧迫
帽子の内側には、スベリと呼ばれる汗止めのテープや、ニット帽のリブ(ゴム編み)の部分があります。この縁が頭の一周に当たり続けると、線のような帽子跡がつきやすくなります。サイズがきつい帽子ほど、押さえる力は強くなりがちです。
蒸れと湿気で根元が寝やすくなる
髪には、水分を含むと形が変わりやすくなり、乾くとその形で落ち着く性質があります。汗や湿気で湿った根元が帽子に押さえられたまま乾くと、つぶれた形がそのまま残りやすいのです。暖房の効いた電車や、歩いて汗ばんだ後は特に注意したいところ。
長時間同じ位置でかぶり続ける
朝から夕方までかぶりっぱなし、という日もありますよね。同じ位置に同じ力がかかり続けるほど、跡はくっきりしていきます。移動の合間に一度脱いで頭を休ませるだけでも、残り方は違ってきます。
かぶる前にできる下準備
帽子の跡対策は、朝の身支度から始められます。数分の準備で、脱いだ後の崩れ方がやわらぎます。
根元までしっかり乾かす
生乾きのまま帽子をかぶるのは、できるだけ避けたいところです。表面が乾いていても根元が湿っていると、帽子の形に合わせてつぶれやすくなります。ドライヤーは根元を指で持ち上げながら、下から風を当てるように乾かすと、ふんわりした状態をキープしやすいですよ。
分け目をいつもとずらしておく
帽子をかぶる間だけ、分け目をいつもと反対側にしておく方法です。脱いだ後にいつもの位置へ戻すと、押さえられていなかった根元が立ち上がり、自然なボリュームが出やすくなります。手間がほとんどかからないので、明日の朝から試せます。
スタイリング剤は軽めを少量
重めのオイルやワックスを根元までつけると、髪が重くなって帽子の圧でつぶれやすくなります。重めのスタイリング剤は根元を避け、毛先を中心に少量だけ。根元にボリュームを残したい場合は、パウダーワックスのような軽いタイプを少しなじませる方法もあります。
跡がつきにくい帽子の選び方
下準備と同じくらい大切なのが、頭を締めつけない帽子を選ぶことです。デザインだけで選んでしまいがちですが、サイズや内側のつくりにも目を向けてみてください。
サイズは頭囲に少し余裕があるものを
帽子のサイズは、頭囲にプラス1cmほどの実寸が目安になりやすいです。ぴったりすぎる帽子は、かぶっている間ずっと縁が頭を押さえ続けます。風の強い日や自転車に乗る日は、しっかりフィットするサイズが安心です。ただし、きつすぎないかは確かめておきましょう。一方、長時間かぶる日には、少しゆとりのある一枚を選ぶと楽になります。自分の頭囲がわからない場合は、帽子のサイズの測り方を参考に一度測っておくと、選びやすくなります。
内側の仕様とサイズ調整機能を確認する
見落としがちなのが帽子の内側です。購入前に、次のポイントをチェックしておくと安心です。
- スベリ(汗止め)の素材がやわらかく、肌あたりがよいか
- キャップのアジャスターなど、サイズを微調整できるつくりか
- 内側にサイズ調整テープが付いているか、あとから付けられるか
サイズ調整ができる帽子なら、その日の髪型やかぶる時間に合わせて締めつけ具合を変えられます。
素材とかぶりの深さ
硬くハリのある素材は形がきれいに出る反面、頭の形に沿いにくく、縁が当たる部分が気になることもあります。かぶり心地は試着で確かめておくと安心です。通気性のよい素材を選ぶと蒸れを抑えやすく、湿気による根元のつぶれも起こりにくくなります。浅すぎる帽子を落ちないように深く押し込むと、かえって跡が残りやすくなります。自然に頭へ乗る深さのものを選びましょう。汗がついたスベリは汚れやすいので、帽子のお手入れ方法を参考に、清潔に保っておくのもおすすめです。
帽子の種類別・跡を残しにくいかぶり方
帽子の種類によって、圧がかかりやすい場所は違います。どこに当たりやすいかを知っておくと、かぶり方で跡を残しにくくできます。
| 帽子の種類 | 圧がかかりやすい場所 | 跡を残しにくくするコツ |
|---|---|---|
| キャップ | 額・こめかみ、後頭部のアジャスター | アジャスターを締めすぎず、深くかぶりすぎない |
| ハット | 額の一周(スベリのライン) | 浅めに乗せ、角度を少し後ろに傾ける |
| ニット帽 | 額に当たるリブ、頭頂部全体 | 折り返しを額から少し上げ、締めつけの弱いサイズ感に |
| ベレー帽 | 縁(フチ)の一周 | 頭頂部に浅く乗せ、片側に寄せてかぶる |
キャップ
キャップは後ろのアジャスターを締めすぎないのが第一歩。ツバの付け根が額にぴったり当たるほど深くかぶると、前髪がつぶれやすくなります。前髪は帽子の中に押し込まず、ツバの下からふわっと逃がしておくと、脱いだときの差が出にくいです。
ハット
ハットは、額の一周にスベリのラインが当たりやすい帽子です。眉の上ぎりぎりまで深くかぶるより、少し浅めに乗せるほうが、額に跡が残りにくくなります。やや後ろへ傾けると、額に当たる縁の位置もずらせます。こなれた雰囲気も出しやすいので、見た目の面でも取り入れやすいかぶり方です。
ニット帽
ニット帽は伸びる素材なので楽にかぶれますが、リブの縁は額にぴったり密着しやすく、跡が一周残りやすい帽子です。リブの折り返しを額の真上に置くのではなく、生え際から少し上にずらしてみてください。前髪の出し方で印象も変わるので、ニット帽がダサく見えない前髪の出し方もあわせて読むと、かぶり方の幅が広がります。
ベレー帽
ベレー帽は、頭頂部にふんわり乗せるかぶり方と相性がよい帽子です。深くかぶらず、片側に寄せて浅めに乗せると、一か所だけを強く押さえにくくなります。縁がきつく感じる場合は、サイズに余裕のあるものを選ぶと安心です。
帽子を脱いだ後にその場でできる直し方
どれだけ気をつけても、長くかぶれば多少のつぶれは避けにくいもの。外出先のお手洗いなどで、道具がなくても手早くできる直し方を覚えておくと心強いです。
- 分け目をいつもの位置に戻す(かぶる前にずらしていた場合)
- 指の腹で根元を持ち上げるように、頭皮を軽くもみほぐす
- 手を水で軽く湿らせ、つぶれた根元をなでるようにして形を整える
- 手ぐしで全体を整え、少し時間をおいて乾かす
ドライヤーのない外出先では、水をつけすぎないのがポイントです。乾ききらないと、かえって形が落ち着きにくくなります。髪は湿った状態から乾くときに形が決まりやすいもの。根元だけを軽く湿らせ、立ち上げた状態で乾かすとボリュームが戻りやすくなります。小さなブラシやミストを持ち歩いておくと、さらに整えやすいでしょう。
脱いだ帽子を丸めてバッグに押し込むと、今度は帽子のほうが型崩れしてしまいます。膝の上や空いた席に置く、トートバッグの上のほうにそっと入れるなど、帽子の形も守ってあげてくださいね。
前髪・ショートヘアなど髪型別に気をつけたいポイント
髪型によって、帽子跡や髪のつぶれが目立ちやすい部分は変わります。自分の髪型に合わせて、特に意識したいところを押さえておきましょう。
- 前髪あり: 帽子の中に入れるか、外に出すかをかぶる前に決めておくと、脱いだ後に整えやすくなります。中途半端にはさまったままだと、折れ癖がつくこともあります。
- ショート・ボブ: トップのボリュームがつぶれると印象が変わりやすい髪型です。かぶる前に、根元を立ち上げるように乾かしておくと、つぶれ方がやわらぎやすくなります。
- ロング・まとめ髪: 結び目やお団子の位置が帽子の縁と重なると、そこから崩れやすくなります。低めの位置でまとめると帽子と干渉しにくいです。
まとめ
帽子で髪がぺたんこになる悩みは、「圧」「湿気」「時間」という原因がわかると、どこから手をつければいいかが見えてきます。まずは根元までしっかり乾かしてから出かける、そこから試してみてください。
帽子跡が気になって帽子を控えていた人にも、秋冬の帽子をもう一度楽しんでもらえたらうれしいです。イチヨンプラスでは、サイズ調整ができるタイプやかぶり心地のやわらかい帽子も取り揃えています。秋冬に長くかぶれる、お気に入りの一枚を見つけてみてください。


