ニット帽の種類・選び方

冬の帽子のイメージが強いですが、コットンやポリエステルで通気性良く薄手に作られたものもあり、夏にかぶれるものもたくさんあります。

ワッチとは / ビーニーとは

「ニット帽」といえばこの形の帽子を指すことが多いです。厳密に言うと、ニット帽とは編み方を指すので、ニットでできた帽子ならキャスケットもハットも全部ニット帽になります。

ニット帽と言われて思い浮かぶ、あの小山形の帽子を指すのであればワッチやビーニーというとより正確というわけです。ワッチもビーニーも由来は違い、本来なら形も違うはずなのですが、今ではニット帽全般を指す言葉として使えます。

ワッチ・ビーニーは通常、耳あてやポンポンの付かない一番シンプルな形のものを指します。

正ちゃん帽とは

ぽんぽん付きニット帽のことです。大正12年ごろに流行した、東風人・織田小星の4コマ漫画「正チャンの冒険」の主人公がかぶっていたため、こう呼ばれるようになりました。冬用の帽子です。

イスラムワッチとは

おそらくトルコ周辺のイスラム教徒の帽子からネーミングされた帽子。頭にフィットして折り返しがなく、キャップからツバを取ったような、浅い形状。夏用の帽子です。黒澤明監督やレオンのジャン・レノで有名。

オスロキャップとは

つばの付いた帽子で、折り返しがあります。この折り返しをのばすことで耳までしっかりかぶることができるのが特徴です。防寒用の冬の帽子です。

サマーニット帽とは

字の通り、春夏向けのニット帽です。主に、夏物素材であるコットンや麻(リネン・ジュートなど)でできたニット帽を指します。薄手の化繊のニット帽も夏向けのため、こちらに分類されます。