これといって由来のあるものではなく、「探検に出かけるときにかぶるアレ」というような意味合いの幅広い帽子を指す言葉です。最も多く連想されるのは、トップが平らでつばの広い、あご紐のついたコットンハットかと思われます。その他にも、バケットハットと呼ばれるもう少しツバが狭くあご紐のない帽子なども含むことがあります。大抵がたためる帽子で、使い勝手も着心地も良い機能性重視の帽子となります。夏のアウトドアや釣りなどでもかぶられる方がいらっしゃいますが、なんといっても一番需要が高いのが「夏フェス・野外フェス」と「登山」。
最近ではカラフルなものや柄物などもあり、かなりおしゃれな帽子として展開されています。つばの広いスタンダードなタイプのものは、スナップボタンに寄ってテンガロンハット風のシルエットにできるものもあります。
サファリハットの種類・デザイン
大抵がコットン製で、ポリエステル製のものも一部あるようです。コットン製は通気性がよくナチュラルな風合いがあり汗も吸います。ポリエステル製は速乾性がありかなり丈夫で軽量です。アフリカ旅行の意味合いを持つ帽子なので、冬用のものはほぼありません。「探検に出かけるときにかぶるアレ」っぽいものであればサファリハットと呼んでもおかしくはないので、大きさやデザインなどはかなり種類があります。選び方としては、あご紐が付いているかどうか・つばが広いかどうかで選んでみると良いかと思います。通気性を気にされる方は、一部をメッシュ素材にしてあるサファリハットがオススメです。日除けを目的としたしっかりしたツバのものが多いので、UV加工などがなくてもかなりUVをカットしてくれるものが多くあります。
どんな人におすすめ?
男性でも女性でもかぶっていただける帽子です。かなり幅広いデザインのものが含まれるので、自分に似合う形をじっくり探すと良いです。
つばの広いものは、大顔さん・面長さん・四角顔さん・丸顔さんに、
ツバの狭いものや天の丸いものは小顔さん・逆三角顔さんにおすすめです。いずれの顔タイプでも、つばが下がりやすい帽子なので、しっかりかぶって少し後ろに倒すとこなれ感が出てお洒落に見えます。小顔さん・逆三角顔さんがツバの広い物をかぶる場合は、テンガロンハット風になるものを探してテンガロンスタイルでかぶるのがオススメです。
サファリハットのコーディネート
あご紐のついた「いわゆるサファリハット」的なものは、フォーマルやきれいめファションにはあまり合わせにくいかと思います。ツバの狭いバケットハットタイプのほうがそういったファッションに合います。釣り・登山・フェス等の場合は洋服の選択肢がない場合があることも多いかと思いますが、基本的にカジュアルファッションにはよく合うので、あまり意識せずコーディネートしてもいい感じになりやすいです。どうしてもちぐはぐになってしまう場合は、カジュアル感をプラスしてみるとわりとうまくいきます。フォーマルではありえないようなカラフルな色の小物を足したり、ルーズなシルエットの服に変えたりしてみてください。
キレイめファッションに合わせる場合は無地の黒をかぶり、適度に着崩しながらできるだけシンプルなコーデでまとめると着こなしやすいです。
かぶり方
つばが広く、しかも反り上がっているわけではないので、まっすぐかぶってしまうと視界を遮ってしまいがちです。深い帽子でもないので、しっかり深くかぶり、軽く後ろに倒してください。こうすることで視界を遮らず、顔も明るく見えます。浅かぶりはあまり合わない帽子ですが、どちらかと言うとツバの短いサファリハットのほうが浅かぶりしやすいかと思います。