カンカン帽はカクカクした平らな形と、頭にのせてかぶる部分のクラウンの低さが特徴的な帽子です。
もとは西洋発祥で、水兵や船で働く人たちに使われていました。日本では明治や昭和の時代に男性の間で流行したアイテムです。近年になって女性の間でも取り入れられるようになり、今や女性の夏のファッションアイテムの定番になっています。
「カンカン帽は気になっていたけど、どうやってかぶったらいいの?」 「どんなコーディネートに合わせたらいいの?」 まだチャレンジしたことがないという人にもぜひ取り入れてもらいたい、カンカン帽を楽しむファッションアイデアをご紹介します。
■ほんのり少女を感じるスイートコーディネート
太陽と自然にしっくりはまるカンカン帽。
大人の女性がかぶることで、ほんのり少女のあどけなさをアピールすることができます。ふんわりボリューム感のあるそでと、肌のちら見せが甘くて艶やかなオープンショルダーニットとの相性も〇。全体を淡いカラーで合わせてエアリー感を出し、バッグは夏素材をチョイスして季節感を統一しましょう。
帽子のあるスタイリングは、後ろ姿をよりかわいくしてくれます。 オープンカフェで景色を楽しみながらほっと一息。開放的な空間と気持ち良い風を感じながら、さわやかで清涼感のあるファッションがマッチして、より楽しく過ごすことができます。
■親子でカンカン帽リンクコーディネート
大好きなお子さんとリンクコーデ。
お洋服や色使いで合わせるのもステキですが、全部揃えるのはちょっと大変ですよね。そこでおすすめしたいのが小物を統一すること。手っ取り早く簡単におそろいアイテムを取り入れることができます。
カンカン帽は夏のリンクコーデにぴったり。ほかの帽子より頭をおおう部分が少ないため、小さなお子さんでもかぶりやすいアイテムです。麦素材で通気性が良く、日差しから肌を守ってくれます。
ママと一緒のアイテムは背伸びした気分で、お子さんも喜んで使ってくれるでしょう。リンクコーデでお出かけをより楽しく、わくわくした思い出をたくさん作って写真に残してくださいね。
■デニムと合わせたカジュアルかわいいスタイル
アクティブに動き回る日に取り入れたいオーバーオールスタイル。
薄めカラーのデニムとカンカン帽は相性ぴったりです。面が広いファッションアイテムでも重たくならず、帽子の麦素材と相まって軽やかで活動的なコーディネートに。
男性的なファッションアイテムを全身に取り入れると少し野暮ったくなってしまうので、どこかに女性ならではのアイテムを取り入れましょう。バレエシューズをチョイスして、足元はすっきりかわいく。髪をゆるっと巻けば、「あえて男性アイテムを取り入れた」カジュアルコーディネートの完成です。
■カンカン帽で魅力UP。フェミニンコーディネート
そで口にボリューム感のあるデザイントップスは、大柄のドット柄で幼くなりすぎず、程よくレディなフェミニンスタイルが作れるおしゃれアイテムです。
反対にカンカン帽はカジュアルなイメージ。ジャンルの違うシャツとの組み合わせは一見難しそうにみえますが、カンカン帽のリボンカラーに淡いベージュを選べば、シャツのやわらかい雰囲気と上手にマッチします。
おしとやかでおとなしく見えがちなスタイリングでも、帽子を加えることでぐっと近づきやすいイメージを与えてくれます。ナチュラルな素材感であなたの魅力をよりアップさせてくれるでしょう。
ここ最近のファッションが型にはまって面白くないなと感じている人にも、カンカン帽を加えてみるのがおすすめ。コーディネートに変化と発見をもたらしてくれます。
■キリッと赤ワンピに遊びを加えたカンカン帽スタイル
カンカン帽は、おしゃれな大人の女性の遊びアイテムとしても活躍します。
インパクトある赤ワンピが主役のコーディネート。都会的でリッチな雰囲気が芯のある大人の女性によく似合います。ブランドショップでのお買いものや高級リゾートで過ごすのに にぴったりなかっこいいスタイリングです。
こんなエッジの効いたコーディネートにカンカン帽を合わせると、ファッションにおもしろさをプラスしてくれます。自然素材でナチュラルな風合いも、主張の強いファッションをマイルドにしてくれて、ほんのり親近感の湧くイメージに。
ファッションセンスをより良くグレードアップしてくれるカンカン帽は、取り入れてみるとその良さをすぐに実感できます。
カンカン帽は魅力満載アイテム
どんなファッションでもうまく合わせられる、使い勝手ばつぐんのカンカン帽。
カジュアルさを上げてくれるだけでなく、はずしに使って意外性を持たせたり、ファッションの幅を広げてくれます。 ちょこんと乗せるだけでばっちり決まるので、テクニック不要。簡単におしゃれの感度を上げてくれます。
魅力満載のカンカン帽は取り入れるべきアイテムです。まだ使ったことがないという人も、この夏ぜひトライしてみてくださいね。
Writer:osastao
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