ガーリーなだけじゃないカンカン帽 ~幅広いコーディネートにカンカン帽を~

トップ・ツバがまっすぐ平らで大きい太めのリボンが特徴のカンカン帽。 キャノチエというフランス語の呼び方もします。 「カンカン帽」という名前は、この帽子が日本に上陸し流行した明治時代に、ニスや糊で固めてトップを平らにしていたので叩くとカンカンと音がすることから由来しているそう。

太めのリボンがついていて可愛いデザインのため、今では女性もののイメージをもたれてる方が多いと思います。 しかし元々は男性用の帽子だったということをご存知でしょうか。

そんな歴史を踏まえて、ガーリーで可愛く合わせるだけではなく、メンズライクでカジュアルな服装に合わせるなど色々なコーディネートで取り入れる方法をお伝えします。

 

■可愛いイメージのカンカン帽

大きいリボンに淡い色味タイプのカンカン帽はキュートで女性らしく、どこか幼さも感じさせるような印象。 カンカン帽といえばこの可愛いイメージを持っている方が多いですよね。

ハイトーンのヘアスタイルに合わせることで帽子とヘアの統一感も出るので素敵です。 暗めのヘアカラーの方はシースルー前髪やおでこを出すようなスタイルにすると重たくなり過ぎないのでオススメ。

カンカン帽は特に被り方で変化が出ます。 平行にかぶるのではなく少し後ろに倒すような形でかぶると顔がしっかりと出て、横から見たときもより可愛く見せることができます。 帽子をかぶり慣れていない方もこの後ろに倒す着用方法は一気に合わせやすくなるので、覚えておいて欲しいです。

女の子らしさを全開に、ワンピースやシアー素材の洋服と合わせて着用するのは間違いない王道コーディネートではないでしょうか。

 

■まっすぐかぶるとカッコよく上品に

帽子をかぶることに慣れている方は、カンカン帽の良さを最大限に生かして平行にかぶるのはいかがでしょうか。

ツバが狭めのタイプを選べば抵抗感も少なく挑戦できます。 トップやツバがまっすぐなことが特徴のカンカン帽はこの被り方をするとどこかカッコよさを感じるので、 男性用の帽子だったことも少し納得していただけるのではないでしょうか。

思い切って前髪やサイドの髪は顔まわりから外して、すっきりとシャープな印象に持っていくのがオススメです。 目元は髪を避けた分、はっきりとしたメイクがバッチリ合いますね。 揺れるピアスや女性らしいフワッとしたトップスと合わせることで、帽子とのコントラストがとても素敵な印象をもたせます。

 

■リボンと洋服の色合わせで統一感を

ぜひ真似して欲しいのがこちら。リボン(巻き)部分と洋服の色味を合わせると全体の統一感が出て、お洒落さがグッとアップしたコーディネートに仕上がります。 夏素材のカンカン帽は、同じく夏の素材であるリネンとの相性もバッチリ。 どこか涼しげな印象を与えてくれます。

カンカン帽の色味である茶色系の色彩は赤系と近いので、帽子以外の小物は薄いピンク色や暗めの赤色で揃えてもこなれ感がでてオススメ。

サロペットやスニーカーなどメンズライクなものと合わせるときは、斜め被りにしてキュートさを出し、バランス良くかぶっちゃいましょう。

 

■アクセントに使っても、王道にかぶっても可愛い

先ほどと似たサロペットとカンカン帽のコーディネートですが、リボンの色がブラックになるだけでメンズ感がより一層増した感じがしませんか。

カンカン帽は大きめのリボンが特徴なので、リボンの色味が変わるだけでここまで雰囲気が変化する面白い帽子です。

ブラックのリボンのタイプは帽子のイメージに合わせてメンズライクに、カジュアルな洋服に合わせてかぶるのがオススメ。

男性っぽくなりすぎるのは苦手という方は、ふわっとさせたまとめ髪や足の甲が出るようなサンダルを履いて、首元や足元のちょっとした肌見せで女性らしさを出すと良いバランスに。

 

◆合わせるコーディネートやリボンの色、斜めにかぶるかまっすぐかぶるかの違いで、様々な顔を見せてくれるカンカン帽についてご紹介しました。

可愛いだけじゃない魅力満載なカンカン帽、まだ持っていない方も挑戦してみたくなったのではないでしょうか。

基本的には帽子の中でもツバがしっかりと付いたボリュームのあるタイプです。 顔まわりはすっきりと前髪をなくしたり、帽子とかぶらない高さで結んだ低めのお団子スタイルと合わせるのがオススメです。 これからの時期は、大きめのピアスと合わせて涼しげな動きを出すのも良いかもしれません。 顔まわりに視線を持ってくることでスタイルアップの効果も期待できます。

とことんメンズライクに、シンプルなTシャツやデニムと合わせても爽やかでかっこいいですが、 ふわっとした質感のトップスやワンピースと合わせても、バッチリ合うので手持ちの色々な洋服とぜひ合わせてみて欲しい帽子なんです。 この夏のコーディネートに取り入れてみませんか。

Writer:I Yuka


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