2024年の流行として、あちこちで話題になっていた「ビーニー」。ニット素材なので、秋・冬も活躍しそうなアイテムです。その一方で「ビーニーとニット帽は何が違うの?」
と思っている方もいるでしょう。
そこで今回は、ビーニーとニット帽の違いや特徴、流行に合わせた選び方などを解説します。
ビーニーの特徴とニット帽との違い
ビーニーもニット帽もニット素材で作られている点では同じです。
ビーニーの特徴は、折り返しがないことです。
すとんとしたシンプルなデザインで、男女問わず幅広い年代に似合う形です。
素材もウール・コットン・アクリル・麻とさまざま。
1年を通して楽しめるアイテムです。
一方、ビーニーと同様流行のニット帽に「ワッチ」があります。
「ワッチ」の特徴は折り返しがあること。
そのルーツは海軍の見張り役が防寒のためにかぶっていた帽子で、「ウォッチ(見張り)」が転じてウィッチになりました。
ニット帽というと、折り返しがあるワッチをイメージする方も多いでしょう。
この折り返しをおろせばすっぽりと耳まで覆われ、防寒に役立ちます。
ストリート系ファッションに合わせるのはもちろんのこと、ウィンタースポーツやアウトドアのときにかぶってもおすすめです。
ビーニーをオシャレにかぶるには?選び方のポイントを解説
ビーニーは、浅めのタイプと深めのタイプの2種類があります。
浅めのタイプは高さが22㎝前後。
2024年は韓国アイドルが愛用したのをきっかけに、浅めのタイプがはやりました。
浅めのビーニーをオシャレにかぶるポイント
浅めのビーニーはスタイリッシュなイメージを与えます。
カジュアルな印象の洋服はもちろんのこと、ジャケットのようなきれい目のファッションにも似合います。
ポイントは、おでこや前髪をだして、耳の上半分だけを覆うようにかぶること。
これで、全体のバランスが取りやすくなります。
ただし、面長な方は前髪をすべてしまってしまうと、顔の長さがやや強調されてしまうので前髪は出したほうが無難です。
逆三角形やベース型の輪郭の方は、素材選びに気をつけて。
ボリュームのある素材のビーニーを浅めにかぶると、全体のバランスが取れやすくなります。
軽い素材のビーニーを選ぶとあごのラインが強調されてしまいます。
一方、丸顔の方はおでこを出しても小顔効果が強調されて、すっきりとして見えます。
後ろ髪はやや無造作な感じに流すと、カジュアル感が強調されます。
ロングヘアの方は、低めのポニーテールにすると顔がすっきりと見えるでしょう。
深めのビーニーをオシャレにかぶるポイント
深めのビーニーは高さ28㎝前後。初心者でもオシャレにかぶりやすく、角度や深さを調整することで、いろいろなおしゃれを楽しめます。ファッションはカジュアル目のものがおすすめです。
秋冬ならば、ダウンコートに合わせてもいいでしょう。アウトドアデートにもピッタリです。
おしゃれ上級者さんならば、高さのあるビーニーをあえて浅めにかぶり、余った部分のくしゅくしゅ感を楽しんでもいいでしょう。
深めのビーニーが似合うのは顔の形が面長な人です。深めにかぶることで、顔の長さをカバーできます。丸顔の方は深めにビーニーをかぶってしまうと顔の丸さが強調されてしまうので、できるだけ浅めにかぶりましょう。
ビーニーを目の近くまで深くかぶると、クールで落ち着いた印象になります。
30代・40代の大人女子はくすみカラーでおしゃれ感をアップ
30代・40代の大人女子がビーニーを選ぶとき、ついブラックやホワイト、ベージュなど無難な色を選びがちです。しかし、秋冬のファッションは色の濃いめのアイテムが多いので、ブラックや濃いグレー、ベージュなどを選ぶとどうしても重たい印象になってしまいます。
そこで、スモーキーカラー・ダスティーカラーと呼ばれるくすみカラーにチャレンジしてみましょう。くすみカラーでも、イエローやグリーン、ブルーなどを選ぶと指し色にもなります。
くすみカラーでも明るめの色を選ぶと、顔色が明るめに見える効果も期待できます。
浅いビーニーはカジュアルな格好だけでなくきちんとした格好にも合わせやすいので、ワンピースなどにも合わせてみましょう。
ビーニーだけでなくニット帽全体がやや幼い印象を与えてしまうので、服装でバランスを取りましょう。コートと合わせるなら、ロングコートに合わせてみてください。
2024年のアウターは、去年に引き続きオーバーサイズやビックシルエットが流行しています。ビーニーと合わせるならスタンドカラーのコートがおすすめです。
秋冬のビーニーならいろいろな素材を試してみよう
秋冬のビーニーならば、ウール・コットンとウールの混合などいろいろな素材のものが登場します。また、ワッチと比べると軽やかな印象のものが多いので、選ぶ楽しみが多いのも特徴です。
また、ニット帽は前髪を隠す、出すなど髪型と組み合わせたオシャレが楽しめるのも特徴です。髪をまとめたり、巻いたりして大人かわいいを演出してみましょう。
Writer:剣先あやめ
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