新しい年の始まりを祝い、神様に無病息災や平穏無事を願う初詣。日本に古くから伝わる「和装」は、そんな特別な日を迎えるのにふさわしい装いです。
昔ながらの伝統的な和装だけでなく、近年は和装に帽子を組み合わせた「和装×帽子コーデ」も人気を集めています。和装スタイルに帽子を取り入れることで、防寒対策はもちろん、個性やモダンさを取り入れたコーディネートを楽しむことが可能です。
この記事では、そんな「和装×帽子コーデ」にぴったりの帽子を5つ厳選してご紹介します。和装での初詣をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
落ち着いた大人の印象をかもしだすベレー帽
「和装×帽子」コーデ初心者におすすめなのがベレー帽です。ベレー帽のシンプルで上品なデザインが、和装の繊細な美しさを引き立てつつも、現代的なアクセントを加えてくれます。
特に、落ち着いた色合いのウール素材のベレー帽は、冬の寒さから頭部を守りつつ、洗練された大人の印象を演出するのに役立ちます。
また、ブラウンやグレー、ブラックといったシックなカラーはもちろん、着物や羽織の柄・色によっては、レッド、イエロー、ブルー、グリーンなど遊びのある色を取り入れてみるのもおすすめ。
シニヨンや編み込みなどのヘアスタイルと合わせれば、初詣で目を引く洗練された和装コーデを作ることができます。
シンプルかつ上品なデザインのバスクハット
シンプルな上品さを感じさせるバスクハットも、「和装×帽子」コーデに取り入れやすいアイテムです。
バスク素材の柔らかな雰囲気とすっきりとしたシルエットが、和装の優美な雰囲気と違和感なくマッチします。
アクセントとして取り入れられたチェック柄のリボンは、挟み込みのシンプルな巻き方が特徴。主張しすぎないデザインでありながら、さりげなく大人の品格とモダンさを演出してくれます。
内側にはサイズ調整機能が付いており、自分の頭の形にフィットさせることが可能。人ごみの中でも安心して着用でき、スタイリングが崩れる心配もありません。
丸みのあるシルエットが和装にも合うキャスケット
和装にかわいらしさをプラスするなら、丸みのあるシルエットが特徴のキャスケットがおすすめです。
立体感のあるポコポコシルエットが、かぶるだけで愛らしさと適度なカジュアルさを演出。柔らかな曲線は、着物の優雅なラインや帯の装飾とも調和し、和装全体を引き立てるアクセントになります。
しっかりとしたシルエットに仕立てられているため形が崩れにくく、帽子をかぶり慣れていない人でも、スタイリングが簡単に決まりやすいのもうれしいポイント。
首元でコンパクトにまとめたシニヨンや、後れ毛を少し残したゆるめのポニーテール、編み込みなどのヘアスタイルにもよく合います。
程よいカジュアルさをプラス!ぽんぽん付きニットキャップ
和装に程よいカジュアル感を加えたいなら、ぽんぽん付きのニットキャップが一押しです。
裏地にはボアが付いており、防寒性もばっちり。細かい目で丁寧に編まれたニットと、フワフワで肌触りの良いボアが風の侵入を防ぎ、寒い日でも快適に過ごすことができます。
また、トップに付けられたファーのぽんぽんも和装のアクセントに。かわいらしさを演出しつつ、着物や羽織にも自然となじむシンプルなデザインが特徴です。
ホワイトやベージュなど淡いカラーのものを選べば、優しい印象を作ることができます。一方、シックで大人っぽいニュアンスを加えたいときは、グレーやブラックのものを取り入れてみるのもおすすめです。
レトロモダンな装いに格上げ!トレンドのファーボンネット
トレンド感のある「和装×帽子」コーデを目指すなら、ふわふわのフェイクファーで作られたボンネットがぴったりです。
今年注目のボンネットは、レトロモダンな雰囲気がおしゃれなヘッドレストとしてだけでなく、イヤーマフの代わりに耳を暖めてくれるすぐれもの。寒い日の初詣にもおすすめのアイテムです。
さらに、首につければネックウォーマーにもなる2way仕様。シンプルになりがちな和装の襟元に、かわいらしさと華やかさを添えるアクセサリーとしても活躍します。
レトロなシルエットは和装との相性も抜群。着物や羽織のおしゃれ度を格上げしてくれるアイテムといえるでしょう。
まとめ
伝統的な和装スタイルにモダンな帽子をプラスして、防寒対策とおしゃれを両立させた「和装×帽子コーデ」は、初詣におすすめのコーディネートです。
着物や羽織、帯の色や柄はもちろんのこと、自分のスタイルや好みに合わせて帽子を選ぶことで、より個性的で印象的なスタイルを楽しむことができます。
「今」と「昔」が融合した、古くて新しい「和装×帽子コーデ」。普段はあまり着物を着る機会がないという方も、初詣ならではの特別なおしゃれにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
Writer:bythos